無題

ご無沙汰です。どうも。3月11日からのことについて書いているのでたたみます。いま、思うこと。


2001年のスマトラ島沖地震でも、2008年の四川大地震でも信じられないほどの犠牲がでていて、
なのにそれを年に一度さえも思い出さないまま生きていた、暮らしてこれていたことが、
どれだけ恵まれたことだったのかを、このような形で知りたくはなかった。
だけど本当にさいわいにも、こうして体もなんとも無く、自分を必要としている仕事場があって、
経済を以前のように回していける環境にいるからには何が何でもがんばる。ふんばる。元気でいる。

3月11日から、もう2週間あまり。
何が正しくて何が間違ってるかを判断するのが容易ではなかった状態から、
だいぶ情報が淘汰されてきていて、今何をすればいいか、何をするか、をおのおのが考えて実行に移している時だと思います。
両手を広げてみて、届く範囲のこと。自分のことは自分でする。
すこし余裕のある人は手を伸ばして周りの人を気にかける。

夜。一人の夜勤で起きていると、
被災地のことを思って、
またいつくるかわからない揺れのことを思って、急に脈が速くなることがあります。
そういうときは深呼吸をします。頑張ることを続けるためのガス抜き。
それは深呼吸だったり、
皆で食べるごはんだったり、
テレビでアイドルを見て笑うことだったり、
今まで当たり前だったことすべてかもしれない。
はたまた「きょう、うちのグループは停電やらないってね」「なんだー」って言ってちょっと残念がることかもしれない。
なんともない、今日この日。みたいに日々が積み重なって、頑張るべき対象を持ち続けてこの先をいけたらいいなと思います。
確かに不安だし不便だけど、とりあえず東京に住んでいる私には、計画停電があることが結構支えになっているな、と思う、そんな今です。


そして、もう16年なのか、まだ16年なのか。当事者ではないから知ったような口はきけませんけれど
それでも今、あの年に生まれた子が16歳になって、立派に力強く宣誓をするほどに成長している様を見て、冒頭と同じようなことを感じたのは確かです。
だけど同時に、子どもを育んでこられた震災後の16年に倣おう。学ぼう。とも思いました。

宣誓。
 私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。
今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地では、全ての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。
私たちに、今、できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。
「がんばろう!日本」。
生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。

平成23年3月23日
創志学園高等学校野球部 野山慎介主将

今の国の体制では初めてづくしのことばかりだけれど、どうにかみんなが手を取り合って、
被害にあった人に「あの時死んでいればよかった」と思わせない”これから”を、また作って行く。
そういう意識を途切れさせない、忘れないことを、全身全霊で、正々堂々と、頑張りたい。
そんな風に思います。

リアルでは引越しが控えていたりするのでまだ元通りとはいきませんが、
なるべく”日記”の状態に戻したくはあります。
思うことを思いつくままに書いたらとりとめなくなっちゃったなー。
年度末の仕事が例年より増えていたりするので、まずはそちらと引越しをがんばるよー。