百年法

百年法 上

百年法 上

読んだ。
単行本の実物を見た時にけっこうボリューミー…しかも上下巻。文庫待つかなーと思っていたけど、生活の中に電子書籍が入った記念にきんどるで購入してみた。会話の所が多めでそう時間はかからなかったし、現実史と微妙にリンクしてるSF、ということでグイグイ読ませるのであっという間。トップダウンによっていかにして言論が操られているか、群衆がもつ正論の危うさとか、生への漠然としすぎた執着とか、コミュニティ形成とか。不老が実現した社会でうごめく闇と闇、そして、闇。あまり物語としての本は読まないと公言している櫻井くんが、岡田センパイのすすめもあったとはいえ興味をそそられたのはうなずけたかな。難しい内容ではないけど、いま限りある生を持っている、十全に命を果たすことができる可能性がある、という現実はそう悪くないな、と思える。

で、おかだ先輩が櫻井くんに演じて欲しいと言っていたのはどの役なのか考えながら読んでいたんだけど、やっぱり遊佐かなー。外見は20代のまま、という設定がちょっと怪しいけど笑
で、ケンを岡田センパイがやったらいいと思うの。ケンは不老化しない人で40才だから微妙なところだけど、官(遊佐)民(ケン)両端からザクザク歩み寄って通ずる過程をぜひW主演で。映画かなーでもかなりボリューミーで活かしきれないエピソード出てくるだろうから連ドラか3夜連続ドラマとかで…でもこれ脚本大変そうだわ。