そうだ、静岡行こう。

っていうノリで行ってきました。既にJRか先輩かって勢いですよねあらしファン的には。京都かインドか。ふはは。シフトを把握せずほとんどその日暮らしみたいな状態で仕事をしているので、うわうわうわ、ここ3連休じゃね?って気がついたのが遅かったのがその理由です。そういう流れで行くとやっぱり一人旅です。わりに好き好んで一人で色々行きますよ。一人映画、一人旅、一人スノボ…エトセトラ。そうですね、友達はいますが多くはありません^^男性的だとよく言われます。
今回はほんと弾丸トラベラーだったなあ。掛川と言えばトシ、サッカー好きか?が合い言葉のシュート!世代ですけど、掛川西高と東高はあっても掛高はなかった。それだけ残念です(うおい)。
以下、長いです。ただの記録なので、たたみます。

島田

マエノリータ!で宿泊のみ。島田駅なんっもない。居酒屋しか無くてびっくりした。東海道本線を各駅停車で移動。途中、伊東やら熱海やら三島やらを通り過ぎていたので空虚感がひどい(笑)でもこういう地元感たっぷりのとこに知れっと存在するのもいいよね。

掛川城

といえばまごですよね。のっけからあらし関連ですみません。山内一豊の城ってことで、功名が辻スキー的にも行きたかったところでした。上川さん良かったよなあ。工法まで完全再現で復元された城で、壁の層が幾重にもなっててすごかった。あと7月公開の映画のロケに使われたそうです。鳥…刺し?がどうとか。

大井川鐵道

SL


SL走ってる地域に結構行ってますが、シーズンオフとか平日が多かったので、そうするとSLは運行してない、とかいう落とし穴があったりして、今まで乗れてなかった。大井川鐵道の素晴らしいところはほぼ毎日SLが運行しているところ。大井川鐵道自体は昭和初期からの運行で、昭和10年代から10年以上、最新鋭の列車として活躍していたSLを迎え入れたのは昭和51年。日本で初のSL動態保存、要するに当時の走行システムをそのまま利用していると。客車もそのまま。いやー、毎日運行でメンテナンスするの大変だろうなあ。という想いで乗ると感動もひとしおです。えー、ここまで書いといてアレですけど私、鉄分多めでできています。乗り鉄撮り鉄ですけど*1乗り鉄としては金谷〜千頭の全区間をSLでと思ったんだけど、金谷駅で違う電車、大井川鉄道普通列車が停まってたので、それに乗って移動し、一駅先からSLに乗ることに。これが今思えばナイスな心意気でした。次の駅は新金谷。


これ。ホームに降りた瞬間、ええっ!?って立ち尽くしたもんね。レンタルで借りて一週間毎日見るほどハマり、結局DVD買っちゃったものね。でもうっかり竜三の中の人担になってしまいそうでまだ封も開けてないんだよね。普段ロケ地とかまったく意識しないで見てるけど、目で認識した景色があまりに映画そのまま過ぎて、普通に栄介さんと竜三くんが見えた……。そうか…黄色い涙の鉄道の風景は大井川鐵道が舞台だったんだね。マジで知らなかったのでえらいテンションあがりました。ふーーっ!圭くんと章ちゃんがクレゾール臭くなってキャッキャしてたのは新金谷か千頭か。いきなり時間が飛びますが、地元の駅に帰ってきた時に、3000曲以上でシャッフル再生してたiPodが「でぎます!きっどでぎます!」とかいう台詞を流し始めたので盛大に噴きました。祐ちゃんホント飛び道具すぎ…グッジョブ。道中あらしのことばっか考えてたのがバレたかな。

井川線アプト式


リアルなビッグサンダーマウンテンみたいだった!炭坑跡ではないけどね。日本の鉄道で一番の勾配をのぼる井川線アプト式っていうのは、レールで歯車を噛ませながら列車を後ろから押し上げて急勾配を進む方式のことで、登山鉄道では世界的に採用されてるのです。日本では今はこの井川線でしか走ってないんですって。アプト式区間の1000分の90の急勾配=1000メートル動く間に90メートルの高低差って文字だけで見ると大したこと無いように思いますが、電車乗っててどっちかに体が傾くことなんてそうそう無いでしょ。相当でした。またすごい所を走るんだよね、井川線。よくあんなとこにレール敷いたよなあ。ダム建設のために引いた線路だということで、車両はすごいちっちゃくてかわいい。ヘッドマークが「せっそ」(接阻峡というところもあるらしい)よくトロッコ列車的なものだと観光用のイメージが強いですけど、見た目は可愛くても井川線は超武骨です。ガシガシレール噛ませる音がかっけーのなんの。またね、あの連結作業がn(以下エンドレスのため自重)

寸又峡温泉

美女作りの湯ですってよおくさま。アルカリ泉質でぬるぬるのつるつるです。っていうか秘境。井川線を途中下車してバスで行った訳ですが、山道まじ半端ない。乗り物好きなんで、運転席のすぐ後ろに乗って(幼児か)ハンドルさばきを見てたんだけど、バスの運転手にはなれないなって思った。あんな…細いとこ……!乗用車だってキツイわ!鹿肉鍋を初めて食べました。意外とうまい。

夢の吊り橋(夢が叶うらしい)



本気の吊り橋だった。渡るとこの幅が…30センチ。他、スッカスカ!木造!手すりなし!ゆれる!ひええええ!ワイヤーが切れたら…という最悪の事態を想像して怖くなる。そうか、こういうことだね先輩…。他に誰もいなかったので、吊り橋突撃レポーターしながらビデオ回して渡りました。すげー怖かったけど頑張った。動画が地味に面白い。我ながら。

掛川花鳥園

デイリーポータルZのライターさんで、乙幡さんという方のネタが大好きで、その方の以前の取材で行ってたんですよね。オニオオハシのクチバシネタです。ずっと行きたくて、今回静岡に行こうと思ったのはコレがメインだったりします。全体的には一言で言うと
こっち

みんな!

こっち

みんな!

ですかね(笑)とにかくフクロウ・ミミズクの、リアルこっちみんなが面白すぎてウハウハしてました。インコ4羽に止まり木にされたり、鷹匠ショーを見たり、アヒルとカモに攻撃されたり。あいつらまじ手加減しないよ。

やま

末ズ

風っこ
(すべて妄想です)
静岡すごく楽しかったです。今回は掛川周辺だけでしたけど、考えてみたら静岡っていろいろ観光地あるよねえ。温泉地が有名だけど浜松だって浜名湖だって富士山だってあるもんね。いつかは朝霧高原で馬に乗ったりしたし。いやあ、静岡いいなあ。近いし。あとね、当たり前かもしれないけど茶畑ばっか。特に川根。農地の80%以上お茶だってさ。日本のお茶は静岡の味なんだな。茶道をずっとやってたりしたので、そこらへんも感謝したい。

*1:乗り鉄:電車に乗ることで喜びを見いだす鉄道オタ、撮り鉄:電車を撮影することでウハウハする鉄道オタ。多少語弊あるかも知れませんがだいたいそんな解釈だと思います。