儚く 瞬く 必ず また舞うLife

コンサートレポではございません、ただの私の感想です。


満足には関われなかっただろう国立、ふんどし締め直して取りかかれたのだろうドーム。コンサート隊長の中でどんな心境だったのかを推し量ることしかできないけど、国立映像を見たときに感じた、彼だけにあった「儚さ」の中には、絶対にひとつ、”不安”があったんだろう、と思う。もちろんそれだけじゃなく、いつも言う”楽しむこと”やそのためにする”努力”、大きな役目に対する”重責”とかそのどれもが比重としてはおんなじくらいのウェイトで存在していて、けれど、やっぱりコンサート隊長にとってイレギュラーであったSceneツアーにしかなかった不安感が見え隠れしていたとは思っている。こんなこと言って、じゃあお前全部見て言ってんのかよ?って、国立にも入ってなければオーラスの一日が最初で最後だったわけだけど、WS国立映像等々の短いあの瞬間の”不安”を内包した儚さが、強烈に目に焼き付いている状態でオーラスを観た、その条件での感じ方をした、できたっていうのが、オリジナルアルバムをひっさげてのツアーとしては大変に飛び石で長丁場だけど大丈夫か、などの気持ちの落としどころとしてはベストでした。なにも文句などない。あの儚さが、半年を経てこうなるんだなーって、それ以外は何が何だかわからんまま感激で胸がいっぱいだった。そんで、ああ、10001日目の松本さんに会えたんだなーって思ったら泣けてきた。*1

だってさー、本当に、なんて顔をするんだろう、って思いましたよ。オーラス。ぐるーっと全方向を見渡して、それはそれは強く穏やかに笑うんだよ。すみずみまで大きく手を振って笑って、近くにいる人には細かくまんべんなく目を合わせて心を撫でて。今までさんざん過去のDVDを観てきて、10-11がはじまって国立の映像を見て、(あくまで私の中で)前者がトータルしてデフォルト、後者がイレギュラーで、そしたらオーラスのあの見たこと無い表情をした彼は一体何者だったんだろう?って考えた時に、10-11の松本潤であったとしか言えないよね。いろんな要素が重なり合って駆け抜けたこの半年、メンバーに寄りかかることができて、一瞬一瞬を大切に積んできた松本さんの、道標の行き着くところを目撃できたことをとてもとても、言葉に表せないくらい嬉しく思います。
それでいうとね、自担に特化してここまで勢い書いてしまったけど、「これはバブルだ」と認識できていて、大なり小なり疑心暗鬼になっている中でいつもどおり5人で演るコンサートの、1つ点打つその瞬間を見たくて福岡に行きました。と、やっと書けます。これは新参者の強みかもしれないけど、始まりから終わりまでを楽しみに過ごすことに喜びを感じるのと、終わったものを受けて次をまた楽しみにするのとでは、後者のほうに胸が高鳴るのですよね。無論、前者のような楽しみ方ができるくらい昔から彼らを見ていたかった、という後悔は常にありますけど。なにしろコンサート中はあっけにとられることが多かったし。圧倒的すぎて。いろいろ大切なことを見逃し聞き逃していると思います。だけど、あの一日が、私の10-11ツアーのすべてだって誇れる。そのすべてが奇跡のようで、だけど確かに私を強くしてくれる。頭のいい人間ではないので、多くを見ると大事な核がぼやける日常を過ごしていますが、そういう意味でも良かったかなと思います。

えー、そんな私のあらしコン初☆参☆戦の意味不明すぎる感想でした。おかしな電波人間だと思ってご容赦ください。自分でも不思議だし厚かましいやつ、と思うんですけど、今までのコンサートを肌で感じているわけじゃないのに、なんだか昔から知ってるような気がしたんですよね。僕の見ている風景に、私たちも入れてくれたこと、大きく囲って抱きしめてくれた感じがします。それはやっぱり、あの五人だから、なんだろうなあ、と。
猛暑の8月から極寒の1月まで、ひとつひとつ大切に、大きな怪我や体調不良もなく走り抜けたあらしくん、おつかれさまでした、そして、ほんとうに、ほんとうにありがとう。お仕事頑張っちゃうよ!深謝!!

*1:15日の挨拶で、自分から生まれて10000日目だという話をしだしてみんなに祝われる松本さんがたいそう可愛かったようで。「生まれ変わった感じ」とおっしゃったそうですね。