フリーター#1

ニノくんにはわりとつらく当たるうちの父さん*1ですが、番宣を一緒に見たりしてるうちに何かを見直して来たようで、直帰で家にいたので夕方という謎な時間にフリーター見ました。「見たいんだけど…」とつぶやいてたら「見れば。見よう。早くつけろ!」だってさ。さいきんさ、あの人、「とーちゃんがまだ見てない番組見せろ」とか言うんだぜぇ…><で、途中から母も加わり(母はオンタイムでも見たらしいけど)みんなで目が離せないで最後まで見てましたね。以下感想です。
原作を読まないでおこうと決めて、有川テイストは知ってるからまあちょっとおもしろおかしくなるんだろうって思ってたら、確かに前半は面白い、というか殴りつけてやりたくなるくらいのリアルな誠治がそこにいて、そういえば有川さんとことんリアルを追い過ぎていつもエグイ、これがアイコンです!的な描写をするんだったな…って見てましたよ。ニノくんが本当にさすがで、二宮和也という人がまったくもって見えなかったのにちょっと震えました。で…後半ね。有川リアリティ炸裂!という感じで、吐きそうなくらい色んなものを突きつけられて、グサグサ来るどころじゃない有様でした。どこまでもよくありそうな家庭が、壊れていくさまがすごく恐ろしかった。痛かった。当たり前にあるものなんてないんだなって、改めて思いましたよね。同時に、子どもは親を選べない、ってどこかのインタビューで言ってたニノくんにも、時間差で心を痛める始末。恥ずかしさと苛立ちと怒りでぐっちゃぐちゃになった誠治の存在が、圧倒的で、ちっさくて。まずはあの子、自分のダメさを知る前に自己肯定から始めないとダメかもしらん。母親と共倒れなんてことにならないために。母子関係とか、子どもにまつわること、学生のとき専門的に学んだけど、たかがドラマ、されどドラマ。たぶんこの先なんらかの答えとともに進んで行く、成長していくと思うと、本当に見逃せないドラマだと思いました。ニノくんありがとう、心して見ます。
…ていうかあのドラマメンバーでVS出るってカオス^^
そして以下、蛇足。ドラマ内容関係ないです。我ながらひどい感情です。自分のために、メモ。読まない方が幸せです。











誤解をおそれず言うと、”羨ましい”です。原作、脚本、演出etc…ドラマ制作に関わるすべてのものに対して羨んでいるような、そのどれもでないものに対してそうであるような…なにか下衆い感情がわずかばかり自分に生まれてしまったのは確かです。そしてその感情の矛先を突き詰めると、主演している人、に到達してしまうわけで、一言でいうと二宮くんが羨ましいです。お察しの通り、松本さんを特別応援している立場として、です。どんだけ下衆くて自分勝手なんだろうわたし。本当にヒドい事をいまから文章にしますが、5人の中でとくべつTVでの芝居仕事が多い末っ子二人が放り込まれる作品や製作陣を、比べてしまいました。なんでこんなことになったのか…主演作品が時期的に立て続けになる、というのは避けて欲しかったなんて、あの素晴らしく完成された初回を見てからそんな気持ちになってしまった自分が恥ずかしいです。私がいつも楽しませてもらっている5人に全然似合わないこの感情。応援しているいちファンが持つって、すごくなんか矛盾しているしええいクソ私なんか!って思います。が、こういうことを書き留めておくのが自分にとって大事なのかなあと思ったので、書きました。って最近理由付けばっかりだな…力抜いていきたいです。あらしのみんなのようにね。

*1:「ひょろい!」だの「不健康!」だのなんかそういう親心的な辛辣なお言葉です。ん?し、しんらつ…かソレ…?^^