僕の見ている風景

発売日にして、既に曲順をソラで言えるんじゃないかってくらいどっぷりあらしの見ている風景にはまっております。
いっこいっこの曲もそうだけど、とにかくアルバムとしての曲順が素晴らしいと思う。なんとなく…強すぎるアルバム曲を、ソロ曲を使って場面転換している気もするけど、利用されるだけじゃない力強さがソロ曲にもある。いやいや、迫力のあるアルバムができたな〜。好き!って思う曲を大好きな人達が大好きな声で歌っているというこのパラダイス。感情をいれとく器があるとして、もうこれ以上入んない!って自分が思っても、いろんなことでグイグイ器を広げてくれるんだ。はー。大好きだ!
元来、新譜は事前に聴きたくない派なので、ジュンスタで不可抗力に聴いてしまったSummer Splash!以外は全部初聴きでした。あらし休暇と思われても仕方の無い、3日4日と連休な私(ぐーぜんです!)、ほんとうにただひたすらに狂ったように聴いてます。いや、昨日は一応狂ったように泳いでから聴き始めたよ。久しぶりに泳いで潜ってしてたら疲れた。強力なアルバムだけど、元気を分けてくれる感じ。それはあらしの専売特許だと思うよ。ノドとか指とか変なとこ筋肉痛だけど負けません。
というわけで、アツイうちに簡単レビュー。好き勝手言ってますけど全部、好きの代わりの言葉です。

Disk1

movin'on

どアタマの曲の一声目が大野さんのフェイクだなんてずるいよね…。大野さんソロがあって櫻井さんラップがゴリゴリでこれぞあらしの様式美って感じなんだけどすごく新しい気がする。今こそ前に進まんでどうする?という意思を感じる1曲目。つか、ポップなジャケと日本語の優しげなタイトルでアタマがこれって一体どうまとめんの?って思ったら、この後しばらく裏切られ続けた件(笑)

マダ上ヲ

せんせい!櫻井くんがエロいです!でもすごい歌い方が好き。Aメロのニノくんの高音が好きだなあ。ヴァイオリンのこういう使われ方は今までなかったのでは。ボコーダー処理も新しい。ちょっとカツンぽい?

リフレイン

イントロ…えぐざいる?とか思ってすみません><でも特にこの3曲目までの流れがほんとすごいと思うの。こう…ガツン!とくる。最後の掛け合い部分がすごく大人っぽいあらしで好きです。Aメロを1番2番でやまっこが担当してるのもいいなあ。大サビ前からの力強いユニゾンに泣きそうになった。

Troublemaker

そして有無を言わせないアップチューン。ものすっごい輝いて聞こえましたよイントロが。もともと好きだけど、この力の抜けた感じがいいアクセントになってて、シングル1曲目はこれが正解。後になるほど使いにくい気がします。

T.A.B.O.O.

しょーさん…「ん蜜!」で大爆笑してごめん><R指定でハレンチです(照れっ)みたいな櫻井さんがペンギン撫でてるのも相まってどうみても可愛いだけの存在で曲想を疑っていたんだけど、マダ上ヲのがハレンチだと思うよ先輩。でも曲としては好き。しかしこういう一見尖った曲でも丸みがあるなあと思うのは今の先輩が歌っているからだろうなあ。AAAの韓国のDVDを見てたんだけど、丸くなりかけでも隠しようの無いトゲトゲした櫻井さんがそこにはいて、本当に変わったなあと。あれを土台にして今があるから櫻井さんが好きなんだなと思う。

サーカス

movin'onを聴いたときは、コンサートの一発目っぽいと思ったのだけど、一発目に持ってくるにはあまりにもったいない気もした。そこへこの曲はまさに1曲目ですね。ショー!タイムが始まる!後のセトリに影響しそうな怪しさだけど、前座的な扱いも出来そう。と、行ったことも無いコンサートの曲順妄想をしてみる。

ギフト

最初聴いた時はなーんにも残らない耳なじみのいいバラードだなって感じだったんだけど、今朝5時半に目が覚めて、やることないから目を閉じて聴いていたらいきなりグサッと刺さり朝っぱらから泣いてしまった。親へ宛てた歌詞ですよね。今のあらしの歳で歌ってこそリアリティがあるのかなーなんて。松本さんが一声目だとドキッとします。でもこの曲が自分にとって大事になりそうで、その歌い出しが松本さんという事実が嬉しい。

Everything

ちょっぴり地面が湿った初夏のなんでもない路地裏に、風が吹いている、というイメージに、ギフトからの余韻が化学反応チックに作用してなんか感動的。夏が始まるのが終わりを想像して寂しい、みたいな。一瞬の永遠があればいいのに。と思ってしまう矛盾。良い曲だなーやっぱり。

Come back to me

いやーーーー。すっごい、好きだ!!ラップです、みたいな前情報を聞いてからの、HIPHOPを最近聴いてるんだよね、やりたかったんだね、イイヨイイヨ^^っていう生暖かい目を華麗に通り越してソロ曲ではダントツに好きです。得意なことからカタそうねそうしようね^^いや、Yabaiもテルミーも好きだけどね…演出もコミだから。曲だけで好きと思えるのは嬉しい。スーパーフレッシュもかなり食いついてましたからね、松本さん。ソリッドな歌声を活かしてくれるソロ曲で本当に良かった。何回も何回も聴いて覚えたい。しかし彼、口は回るのかしら。

マイガール

もうね、ギフトから松本さんソロを挟んでのこの多幸感あふれる曲順もかなり推せます。ていうか、贅沢(笑)マイガールに限ったことじゃないけど、アルバム曲に欠けているものを補うシングル曲、というのが画期的です。泣ける歌なのにブックレットの歌詞の隣のページどうにかならなかったのかwww「俺のターンおわり!」ってこと?図々しいな!(ちがいます)

Magical Song

四つ打ちもそうだけど、ギターのカッティングもかっこよい!そして相葉くんの高い声を多用してるとこ。難しい単語を英語表記にしてどうでもいい単語をカタカナ、とか歌詞に内容が無いとかそういうわけのわからない感じがとてもらしくて(誉めてます)満点です。そりゃ楽しいしか残らないわ。相葉くんの良さは意図しないところにあると思っているので、何にも考えず歌って踊って腰くだけにして欲しい。そして時々深いところを見せて心を奪って行くんだ。私にとって相葉くんはそういうイメージです。

let me down

君と君だけの世界、僕と僕だけの楽園。歌詞がすごくおもしろい。Don't let me down girl!のgirlは要はファンの人達、って思うとますます面白い。脇目も振らずついてこいよってことですね。でもちょっと自信なさそな感じが愛しい。

Disk2

Monster

これを2枚目のアタマに持ってきた判断に今日イチの拍手を捧げたい。大好きだけどイロモノなシングル曲、無論、アルバムのためにあったなんてことは言わないけど、こうも馴染むとはねえ。

Don't stop

陰のあるところから日向を通ってギラギラしてるところに移動して終わったDisk1からまた意識的に夜を始めようとしているような並び順で、夜の湾岸高速を飛ばしてるよなイメージ。次へ次へさあ次へ(さあ次へ)がちょっと狂気じみてて恐ろしい。フラットな状態で歌って欲しいし、自分もフラットに聴きたい。連れてかれそう(どこに?)

静かな夜に

ハイパーおおのさとしタイム!想像してたよりはテンポ早いし、これならそうね、なんとか踊るかもね、大野さん。少数派かもしれませんがTake me Farawayの静かで行き届いた繊細なダンスに、あの透明な歌声、というのが Top〜よりSong for〜より好きなもので、そっち方面での期待感がものすごい高まっています。もうちょい盛り上がるところが欲しかったかな、というのはある。

むかえに行くよ

それぞれのソロパートのフレーズ、歌い方や歌詞がそれぞれに合っていて、その集合体としてサビがあって、意味も無く泣けてくる。こういう内省的な歌詞でもメジャーコードや類するアップテンポに乗せて歌うのが今までのあらし、だよね?この曲がなんだか一番変化を感じたかなあ。

1992*4##111

二宮くん、タイトルが打ちにくいよう>< #は右肩に付けられないよう>< 唯一の5分台トラックだよう>< ピアノを希望する人に弾いてもらえたと言ってたので、真っ先に演奏者確認。ピアノジャックかあ!インディーズからジャニーズに引き上げるとはやりよるな。ニノ担の妹は「”恥ずかしいから、”ってキミが恥ずかしいわ!」とよく分からないことを言ってましたが、文句なしに可愛い。あんなにいつも天の邪鬼なのに、どうして作る曲はストレートなんだろう、どっちがホント?と惑わせて狂わせる二宮くんがプロすぎて尊敬。結局伝えたいことはアレだし……なんか…悔しいんだけど(笑)個人的にはネズミくんのチョッキ着てくるくる回りながら踊って欲しい。で、最後は会場にマイク向けて満面の笑みでありがとう(1992*4##111)、つって終わるんでしょ?観たあああああい!

空高く

めまぐるしくいろいろなことが過って行った年末から年明けにかけての気持ちがパッと蘇ってきて、でもそれは悪くなくて、この曲を入れてくれてありがとう、と素直に思った。そうそう、何かの雑誌で「急かされて書いたのに放送で使われなかったから、日の目を見て嬉しい。観覧車ってフレーズが出てきたときは勝ったと思った」みたいなことを櫻井さんが言っていて、え、ブログタイトル「巡る観覧車」にする?ってくらい、いま櫻井さんが好きです(告白)。アルバム通しても櫻井さんの声がすごい響くなあと思う。

kagero

とにかく15曲中いちばんの迫り来るユニゾン。簡潔な、奇をてらわない歌詞、短いトラック。実質この曲がラスト、なのかな。次はちょっとボーナストラック的な陽気さがあるから。角っちょでも辺でもない、わかりにくい場所だけど、完成させるには必ずいるパズルのピースみたいな曲だなあ。

Summer Splash!

とにかくすこぶる好きだ!他に言いようが無いなあ。櫻井さんが書いた5人ラップ、明るく疾走感のある曲、5人一緒のブースに入って録ったガヤ。ここまでバラバラなようで統一されてたアルバム曲の中では異色だけど、あらしとしてはテッパン、というのが面白い。頭っからパッシャー!って水浴びしたい!PV撮ってくれないかなあ〜。